Psyentific Blog - 16の性格

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自分・他人の性格を詳しく分析する方法を知りたい人の為に

「自分を成長させる人」と「良い仕事仲間」を見つける方法

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前回自分と他人の相性は「性格が違うほど良い」と言いました。基本的に機能間の相性が良い相手とは自然と上手く関係を築けるでしょう。ただ、だからと言って似たような性格の人と友好な関係を築けない、とは思いません。同時に、相性が良い人とばかり一緒にいる、というのも必ずしも最善だとは思えません。

 

つまり、前回紹介した理論が相性の全て、ではないということです。理論上は相性が良くなくても、一緒にいることで得られるメリットはある。今回は「相性の応用編」という形で、これを解説していきます。

 

前回の記事を読んでいない方は、そちらを先に読むことをお勧めします。

 

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

 

 

 

成長を促す性格とは

 

恋人や友人等、 どんな関係でも相性が良いに越したことはありません。無理に合わせなくても、自然体でいれば良い訳ですからね。

 

例としてISFJとESFPのカップルがいたとしましょう。理論上の相性は最高です。ESFPの与える経験をISFJは受け取り、ESFPの持っているモラルや感情にISFJが合わせる。とても良い関係です。

 

ただ、時にはそんな関係にも飽きてしまうかもしれません。相性が良い人と過ごすことで自分を理解し他人を受け入れることが出来るようになった。そうなれば、「刺激」を与えてくれる人を見つけるべきです。何故なら刺激は「更なる成長」を促すからです。

 

具体的に言うと、「3・4番目」に相性が良い人を見つけるべきだと考えています。3番目に相性が良いのは、Hero―ChildとParent-Inferior。これらが上手く噛み合う性格です。ISFJだとENTJ、ESFPだとINTPになります。

 

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何故上記の様な相性が求められるのか。それは、「互いのChild・InferiorがHero・Parentにサポートされるから」です。

 

例としてISFJを見てみます。純粋なTiは常に自分の考えを相手に受け入れて欲しい、聞いて欲しい。そう思っています。ENTJのHeroはTeなので、そんな「子供」の言うことにも耳を傾けます。ただ、ESFPが持つTe以上に、ENTJのそれは強力かつ発達しています。間違いや正しくない点を客観的に洗い出し、指摘することが出来ます。

 

ではInferiorはどうでしょう。ISFJのNeは他人の願望や未来を知りたがっています。ENTJはNiがあるのでこういったものを常に提供できます。しかも、Parent故責任感も持っています。途中でぶれたりあまりにも非現実的な願望は持たない為、InferiorのNeも安心して機能することが出来ます。

 

同じような関係性がESFPとINTPの間にも存在しています。純粋な機能(Child)は頼れるHeroに助けられ育つことが出来、不安定な機能(Inferior)は責任感の強いParentに安心して頼ることが出来ます。

 

こういった関係性が効果的なのは、互いに成長を促進できる、という点です。当然ながらENTJ・INTPも未発達なChild・Inferior機能があり、上記の様にHero・Parentの影で育つことが出来ます。

 

4番目に相性が良い性格はHero―InferiorとParent-Childが上手く噛み合う性格です。ISFJだとINTJ、ESFPだとENTPになります。3番目に比べると多少難易度が上がりますが、同じく成長を促進出来ます。恐らくInferiorがHeroの強さに付いて行けず、圧倒されてしまう危険性がある、というのがハードルが上がる理由でしょうか。

 

一つこういった関係を築くにおいて留意するべきなのは、「互いにある程度成熟している必要がある」点です。自分を理解していない、他人を理解する気が無いような状態で3・4番目の性格と会っても、あまり上手くはいきません。やはりChild・Inferiorは脆いからこそ、ある程度の注意とケアが必要になります。

 

一緒に働くなら似た者同士も上手くいく

 

職場関係となると、また少し話が変わります。無論違う性格だと役割分担等が行いやすく、効率的に仕事を出来るでしょう。ただ似たような性格でも、意外と上手くいくと思っています。

 

シスタータイプ、つまり「最初の文字(I・E)が自分と逆の性格」は一緒に仕事をするのに適しています。

 

例えばESTJとISTJ。どちらも発達した機能が殆ど一緒です。ですが、得意な分野や役割は若干違います。

 

ISTJは持ち前の記憶力と情報の貯蔵力で、常に情報を吸収しています。それらを基に合理的・効率的な手法やシステムを作り出すことを得意とします。が、実際にこういったものを実施・実装して、周りを効率化していくのはESTJの方が得意でしょう。

 

ENTJとINTJもビジネスにおいては強力なタッグです。基本的にINTJは企業の顔となって、大勢の人間を管理するのはそこまで好まないでしょう。対してENTJは積極的にそうしようとします。その代わり先を見通す力はINTJに一歩引けを取るので、長期的な戦略はINTJに任せる方が効果的です。ENTJが表の顔となり、INTJは相談役や裏の管理者を引き受ける。こういう立ち位置となりがちだと感じます。

 

まとめ

 

この様に、一概に機能が被っているから相性が悪い、被っていない人といるべき、とは言えません。恐らく、自分の成熟度・環境・状況によって、様々な性格を持った人間と接する方が得です。

 

あまり相性等に拘らず、色んな性格と分け隔てなく接してみて下さい。どんな関係でも、得られるものはそれなりにある筈です。