Psyentific Blog - 16の性格

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自分・他人の性格を詳しく分析する方法を知りたい人の為に

「男らしさ」を手にするには

four archetypes of manliness manhood king warrior magician lover

出典:https://www.artofmanliness.com/articles/king-warrior-magician-lover-introduction/

 

今回は久しぶりにHuman Nurture関連のトピックについてお話したいと思います。題して「Mature Masculine」、理想的な男性像とは何か、です。

 

「あの人は男らしい」「あの人は男性的な魅力がある」

 

といった風に評価される人は存在している訳ですが、何が彼・彼女達をそうさせるのでしょうか。それを知る為のヒント・答えがMature Masculineと呼ばれる考え方にあります。

 

Human Nurtureについてのおさらい:

psycjunkie.hatenablog.com

  

 

 

 

Mature Masculineとは

 

Mature Masculineを端的に表現するなら、「理想的な男性像」です。人が男性として成熟し、男性的な魅力を突き詰めた状態。男性的な「完全性」を手にした状態を指しています。

 

Mature Masculineに到達する為には過去に紹介した「4つの柱」と同じように、Archetypeと呼ばれるクリアすべき4つの段階が存在しています。では一つづつ見ていきましょう。

 

4つの柱については:

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

1.King Archetype―自国の王であれ

 

あなたが男性的な魅力を求めるのであれば、先ず最初に「王」になることが不可欠です。そして王にとって最も重要なことは「生産的であり続ける」ことです。

 

王とは自分の王国、つまり住む場所を所有する人を指します。また生きる上で必要な資源、食べ物や生活必需品といった物も確保出来なければなりません。その為には当然稼ぎが必要であり、生産的であることが求められます。つまるところ、王とは自立している人間だということです。

 

しかし、それ以上に王は「資源を分け与える余裕」を持っています。いずれパートナーや子供といった自分を頼る存在が出来た時、十分に支えられるのか、というのは王としての魅力を測る指標の一つです。より生産的であればある程、王としての魅力は増すでしょう。

 

他人を支える資質も問われる以上、King Archetypeは4つの柱の「必要なもの」とは意味合いが違うと言えます。

 

 

2.Warrior Archetype-王国を守る戦士であれ

 

2つ目のArchetypeはWarrior、つまり戦士と呼ばれています。戦士が司るものは大きく2つ。「力」と「責務」です。

 

一度自分の王国を築き上げたのなら、それを守るのもまた自分です。父が母と子を守る様に、どんな時でも大切なものを守る力が求められます。ここで言う力は、色んなものを指しています。筋トレや武道に励んで物理的な力を得るのも良し。食生活に気を付けて、健康であることを心掛けるのも良し。突然の災害に備えて、サバイバルの知識を身に付けるのも良し。どんな「守る力」であっても、持っておくに越したことはないということです。

 

また戦士は責任感を持つ存在でもあります。戦士が自国を守るのは、名誉や栄光の為ではなく、「責務」だからです。自分の築き上げたものを守ることから逃げず、またそれを武勇伝の様に語り、威張り散らすこともしない。これが戦士のあるべき姿でしょう。

 

これは過去の記事で話した、「愛」にも関係しています。男女の関係において、男性の役割の一つは愛を提供すること。自分の命に代えてでも愛する存在を守るという覚悟を持つことは、この戦士というArchetypeと近しいものを感じます。

 

詳しくは:

psycjunkie.hatenablog.com

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

3.Magician Archetype-次世代を育てる賢者であれ

 

3つ目のArchetypeは「Magician」です。これは何かを極め、深い知識を有した存在を指しています。さしずめ賢者といった所でしょうか。

 

大前提として、賢者には知識が求められます。どんな知識をどの様に得ても構いません。読書を通して他人の考えを取り入れる、新しいことに挑戦して経験から学ぶ等。常に知識を求め、自分の専門性を高めていくことが大切です。

 

そんな賢者の役目は、「次世代を育てる」という点に尽きます。次世代の王を担う存在を見つけ、導く。いつの時代もMature Masculineが存在し続ける為には必要不可欠なのがこの賢者でしょう。

 

賢者の最大の武器であり財産はその知識です。これまでの経験から積み上げ、何かを極めたことによって得た知識を、他人を導く為に使う。言い換えれば、「男の子」は「男性」に生まれ変わるキッカケを得る訳です。そしてこれは必ずしも心温まる美談の様には成されないでしょう。時に受け入れ難い真実を突き付け、トラウマとも言える様な辛い経験を与えなければならないこともある筈です。

 

可愛い子には旅をさせよ、ということわざがありますよね。あれは正しく賢者の在り方を示していると言えます。

 

4.Lover Archetype-人生を謳歌する人であれ

 

最後のArchetypeは「Lover」と呼ばれており、その名の通り人生を「愛する人であることを意味しています。

 

人生を愛するとは、「生と向き合う」ことではないでしょうか。嬉しい時は喜び、悲しい時は涙し、楽しい時は笑う。女性や子供に愛情を注ぎ、親しい友人達と共感し合う。こういった感情面における豊かさを追求することが一つです。また芸術や食事といった感性・五感を通じて何かを嗜むことも「生きる」ということだと思います。

 

要するに、生きることを存分に楽しもう、ということです。1~3のArchetypeが男性に「強さと規律」を与えるとすれば、4のArchetype「柔らかさと人間らしさ」を与えるものだと言えます。この柔らかさは息抜き的なメリハリになるだけでなく、自由気ままに世界と向き合い、どこまでも自分の可能性を広げる機会を与えてくれるものだと考えています。

 

一つ注意する点があるとすれば、決してこの段階に溺れてはいけないということ。確かに娯楽を求めることも大切ですが、それだけでは上記3つのArchetypeを満たすことが出来なくなります。また4つの柱と同じ様に、「最後に満たすべきもの」から先に満たそうとする人が多いのが現状です。1から順番に、が重要です。

 

まとめ

 

今回は「男性としての成熟」に注目しました。成熟した男性、つまりMature Masculineとは次の4つの項目を満たした存在です。

 

  1. King-生産的であり、他人に資源を分け与える力を持っている
  2. Warrior-自分の築いたものを、責任を持って守る力を持っている
  3. Magician -知識を深めることを怠らず、次世代を育てる力を持っている
  4. Lover-生きることを全力で楽しみ、人生を謳歌する心の豊かさを持っている

 

あなたが男性として魅力的でありたいと思っているのであれば、上記を満たしているか・満たす努力をしているかを是非考えてみて下さい。

 

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人の成熟(Human Nurture)を正しく理解するには

この記事は「Human Nurtureって何?」「知ることに何の価値があるの?」と思っている方に向けたものです。これまで何度か説明していましたが、まとまった記事を書いておいた方が良いと思いましたので、投稿しておきます。

 

今後はHuman Nurtureの解説を再度始める予定なので、おさらい程度に一度目を通しておくとスムーズに理解出来るかと思います。

 

 

 

 

Human Nurtureとは

 

先ず前提として、ユング心理学を用いた「人の理解」には2つのパーツが存在します。一つは心理機能等を通して「人の性格」を理解するHuman Nature(所謂タイプ論やMBTIがこれに該当)。もう一つが「人の成熟度合い」を理解するHuman Nurtureです。

 

Human Natureは「自分とは何なのか」を問いています。生まれ持った性質や、自分の中にある「核」と呼べるものを模索し理解する為に役立つものでしょう。対してHuman Nurtureは、「世界が自分に何をしたか」を考える為のものです。他人から与えられた経験が自分にどんな影響を施したのか。社会的な価値観や考え方がどう自分を形作ったか。こういった部分に焦点を当てています。

 

この人はこの性格タイプだから~、という風に、心理機能的な理解だけではその人を完全に理解したとは言えない訳です。仮に同じ性格の人を複数人並べたとしても、それぞれの歳・性別・経験といった要素は決して同じではない以上、細かな違いが生まれます。そういった所謂「性格」だけでは捉えきれない特徴を拾い理解するのがHuman Nurtureと言えるでしょう。

 

Human Nurtureを知る価値

 

Human Nurtureを知ることが何故重要なのかを考えてみたところ、大きく2つの理由が浮かびました。

 

一つは「自分の成長の為」です。成長とは、単に能力やスキルを身に付けることだけを指す訳ではありません。男性として、女性として、親として。社会や家庭という、他人と接する枠組みの中で生きる「人間」としての魅力を備えることもまた成長です。例えどれ程の知識や能力を備えていたとしても、子供の様な大人のままでいて良いとは言えません。そういった状況にならない為にどうすればいいのかを、Human Nurtureを通して考えることが出来ます。

 

もう一つは「良好な人間関係を築く為」です。友達・夫婦・家族。人は誰しも他人と接しながら生きていく訳ですから、なるべく多くの恩恵を得たり与えた方が有意義だと思いませんか?確かに他人の性格を理解するだけでも良い人間関係を築く手助けになりますが、やはりそれだけでは不十分。特に男女の関係(恋愛に限らず)においてはそれぞれが関係に求めるものを理解することが不可欠です。最終的に、こういった関係は子育て・家庭にも響きます。自分がどう在るかは少なからず他人に影響を与えるからこそ、「良い関係」を築くことは大切だと思っています。

 

Human Nurtureを知る上で避けて欲しいこと

 

勘違いされる方もいるかもしれませんので予め断っておくと、Human Nurtureにおける「男性・女性」といった言葉は、決して性別を指している訳ではありません。今後性別に関連する様な単語が出てくるでしょうが、単なる名前・用語だと思って下さい。Human Nurtureはジェンダーロールの押し付けを目的としている訳ではありません。例えば男女の魅力を説いた考えがありますが、「男性が男性らしくある・女性が女性らしくある」ことが求められている訳では無く、「自分に合っていると思うスタンスを選び、磨く」ことが大切だということです。

 

 まとめと過去の関連記事

 

現時点で、Human Nurtureに関する主な記事は以下です。ブログの右側に表示されているカテゴリーからもアクセス出来ます。

 

1.「一人前」になる為の大前提

psycjunkie.hatenablog.com

 

2.「子供」と「大人」を分かつものとは

psycjunkie.hatenablog.com

 

3.男女関係はどう成立するのか

psycjunkie.hatenablog.com

 psycjunkie.hatenablog.com

 

今後は「男性・女性としての魅力」や「社会における男女の役割」等について解説していく予定です。

 

心理機能の相互作用ーTとF編

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出典:https://www.typeinmind.com/

 

以前自分は「心理機能は相互作用している」という話を、SとN機能に注目しながら解説しました。今回は視点を変えて、TとF機能がどう互いに影響しているのかを考えてみたいと思います。

 

SとNの関係性については:

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

 

 

Ti-Fe 他者を思いやり、人を救う真実を思考する力

  

「正しさが人を救う」

 

これはTi-Feユーザーなら共感できる考え方ではないかと思います。

 

Tiユーザーは常に正しくあろうとしています。あらゆる情報を見つめ、それらを頭の中で一つずつ処理していく。その過程で何が正しくて何が間違っているのかを考えている。そうして生まれるのは自分なりの正しさであると同時に、普遍的な正しさ足り得るものです。

 

頭の中で「正しさ」を黙々と組み立てている一方で、Feは他人の心や社会の良し悪しに目を向けています。あの人を助けるにはどうすればいいのか。社会全体にとっての良さとは何なんだろう。そういう意味で、Ti―Feユーザーには少なからず「他人・社会に貢献したい」「周りの人に幸せになって欲しい」という意識があるように思えます。そしてそれを成す為の手段こそがTiが導き出す「真実」の提供ではないでしょうか。

 

思うに、「真実」はこの世で唯一といっても言い程「平等」なこと。誰であっても、正しい思考プロセスさえ踏めば必ず辿り着く答えこそが論理的な解なのですから、それは皆に等しく用意されたものだと言えます。

 

そういう意味で、FeユーザーにとってのTiは真に人を思いやる手段の一つなのでしょう。Tiユーザーは時に厳しい真実を突き付けたり、他人を否定する様な物言いをします。ただ、これは相手を思いやっているからこその言動。正しいことを伝えないことの方が、よっぽど悪い結果に繋がることを知っているからこそ、受け入れ難い真実を言えるのです。

 

また社会的な変化や改革(NFJによく見られる)も、TiとFeの相互作用が関係していると考えています。社会全体の声にFeで耳を傾け、より良い結果を生む為、正しい制度や考え方をTiで生み出す。より多くの人を救う正しさを模索している訳です。

 

上記の様なことを行うことで、Ti-Feユーザーが求めている見返りは恐らく「正しさの証明」と「感謝」です。自分の考えが誰かの役に立ち、感謝される。それは自分の自信となり、正しい考えを生み出し続けることのモチベーションとなり得ます。だからこそTi―Feユーザーが自分の考えを積極的に発信し、それを受けた周りの人の気持ちを感じ取ることが重要です。

 

 

Te-Fi 自分を高め、存在を確立させる力

 

Te―Fiユーザー全てに当てはまる共通点があるとすれば、それは「評価への拘り」ではないでしょうか。

 

先ずはTeに着目しましょう。Teは「客観的な評価」を判断基準とする機能。周りの人は自分をどう評価しているんだろう、自分のパフォーマンスは周りから見てどうなんだろう。こういったことを、数字や成績など、合理的な基準で測ろうとします。

 

実際見てみれば分かりやすいと思いますが、Teユーザーは勝負事が好きな傾向にあります(特にETJ・EFP)。競い合って良い結果を残すことは、周りからの評価に直結しますからね。名声や地位といったものも、Teユーザーにとっては大きな財産です。肩書を持った人の発言を多くの人が信じる・聞き入るように、「自分は一目置かれる存在だぞ」というアピールになる訳です。

 

無論こういった客観的な評価をどの様に・どの程度求めるかは各性格によって異なります。楽観的なTeを持つETJ・EFPであればより積極的に求めるでしょう。ITJ・IFPであればあくまで必要に応じて、若しくは悪い評価は避けるようにする、といった具合でしょうか。

 

次にFiですが、これは「主観的な評価」を基準とする機能です。自分は自分のことをどう思うのか。自分は何を感じているのか。この問いに答える為に用いる基準は自分の道徳観・感情・感性といったものです。

 

Fiユーザーは多かれ少なかれ、自分の道徳心を大切にします。自分が良いと思うことをやりたい、そう感じるからこそ慈善的な行いや、見返りを求めない行動を取れます。最終的に得たいのは、「自分は良いことが出来た」という実感、そしてその実感が生む「自己肯定感」なのではないかと思います。また自分の存在や結果に誇りやプライドを持つFiユーザーが多いのも、「自分自身で自分を認めたい」という意欲があるからこそでしょう。自分に悪い自己評価を付けたくないからこそ、自分が納得のいく結果を残したい。

 

上記から鑑みるに、TeとFiの関係性は「客観的な評価を自己評価へ還元する」「自分の価値観を客観的な評価へと昇華する」、この2点だと言えます。Teで集めた評価は自己評価に還元され、更なる自信となる。Fiが感じ取る価値観を表現することで周りからの評価を勝ち取る。

 

この一連の相互作用をISFPを例にイメージしてみて下さい。ISFPは芸術性の高い人が多いことでも知られています。自分の感性をアートや音楽という形で表現し、それを堂々と他人に披露する。それが評価されることは本人にとって大きな糧となるでしょうし、自分の芸術が通用するんだ、という自信・確証となり得ます。

 

自分の芸術性・感性(Fi)への自信→アートによって表現→他人からの良い評価(Te)→更なる自信、自尊心の獲得(Fi)

 

つまりTe・Fiは「自他の評価」という観点において大いに関連性があり、上手く相互作用することで自信や更なる競争心を芽生えさせるポテンシャルを秘めているということです。

 

まとめ

 

心理機能は決して不干渉ではなく、相互作用しあうものである。上記を通して、これが伝わったかと思います。

 

どんな機能も自己完結していない。だからこそ他人と上手く接したり、自分が扱い慣れない機能を育てていくことが大切なのではないでしょうか。

 

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ENTJの「魅力」「抱えやすい問題」「成長する方法」について

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出典:“指揮官”型の性格 (ENTJ-A / ENTJ-T) | 16Personalities

 

物怖じしない決断力、先を見据えた視点、そして行動力。常に頂点を目指し、自らの「王国」を築き上げていく姿からは頼もしいリーダーとしての素質を感じざるを得ません。

 

今回はそんなENTJについて、これまで以上に掘り下げていこうと思います。ENTJならではの魅力は勿論、陥りやすい不健全体や成長する為の方法。こういったことを4つの側面(Ego・Subconscious・Unconscious・Superego状態)を通してお見せします。

 

まだENTJの概要を掴んでいない方は先に:  

psycjunkie.hatenablog.com

     

Subconscious・Unconscious等については:

psycjunkie.hatenablog.com

  

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

 

 

ENTJの美徳―世界を動かす投資家としての一面

 

ENTJと聞くと、どの様な人を思い浮かべますか?

 

「大企業のCEO」「政府機関のトップ」「組織のボス」

 

こういった存在に共通しているのが、第一に強い統率力を持っているということです。これを可能にしているのがHeroであるTe、つまり合理的な判断力です。自分を取り巻く環境(人・資源問わず)をどう使えば利益を最大化出来るか。この状況下で切るべきカードは何か。ENTJはこういった合理的な思考を得意とする為、周囲の適切な管理と活用においては無類の強さを誇ります。そしてHeroは積極的に自らの力を発揮しようとする。つまりどんな状況下でも自分が周りを取り仕切ることで、持ち前の統率力を発揮出来るという訳です。

 

次に注目すべきはENTJの行動力と推進力でしょう。ParentであるNiは、本人に「夢」や「目標」といったものを定めさせ、責任を持ってそれを果たそうとします。ChildであるSeは自他に行動を訴えかけ、何もせず現状維持に走ったり、後手に回ることを許しません。成すべき目標を定め、的確な判断と行動によってそれを実現していく。だからこそENTJが統率する組織は大きく成長し、その名を轟かせることが多いのでしょう。

 

正直、これだけ聞くとENTJに対して「自分の利益のことしか考えず、周りを好き勝手に利用する人」だと感じてしまう人もいると思います。ただ、これは偏見や印象論の類に過ぎない勘違いです。何故か。

 

先述したようにENTJのChildはSeです。これはつまり、ENTJは純粋な気持ちで周りに良い経験・影響を与えたいと思っているということ。これがNiと組み合わさることで、他者を高みへと導きたい、自分の理想に近付いて欲しい。即ち、人・社会を育てたい。そういった気持ちを抱かせます。この一面は同じNiとSeを持つENFJと似通っており、ENTJもメンター気質が強いと言えます。

 

最も「人の育て方」という観点においては、ENTJのそれとENFJのそれは全くの別物。Te HeroであるENTJは実用性や生産性を重視するでしょうし、自分の蓄えた膨大な知識や資源を共有するといった手法を取ると考えられます。職を与えたり、財を分け与えたり。他人に「投資」することで、周りの人達を成長させ、忠誠心や将来的な利益等を得られるという訳です。

 

Fiユーザーであることを踏まえると、慈善的に資源を分け与えることも十分考えられます。見返りを求めず、善意で他人に手を差し伸べる。それはInferior的な恐怖(自己評価を下げたくない、自分を悪人だと思わなくて済むように)に起因するのかもしれませんが、いずれにせよ、ENTJに人を育てる素質があることは間違いないでしょう。

 

確かな目標と実行力を持った統率者でもあり、得た資源の活用によって他人・世界に変化をもたらす投資家でもある。これこそがENTJの大きな魅力の一つではないでしょうか。

 

 

ENTJの悪徳―強欲な取り立て屋としての一面

 

先述した様に、ENTJには自らの資源を快く提供する器の大きさがあります。ただ、これには注意しなければならない点があります。

 

ENTJが何かを提供する際、特に相手から頼まれた場合、それは投資という認識のもと行われることが多々あります。つまり、何らかの見返りを求めているということ。勿論これは全く悪いことではなく、むしろ妥当な判断です。ただ、Te Heroは限度を超えて相手から「取り立てる」危険性を秘めています。

 

「あの時の借りを返せ」

 

自分が手を貸したことを後ろ盾に、貰えるものは全て貰っていくことは大いにあり得る話です。楽観的で傲慢なTeがみすみす利益を見逃すことはないでしょう。またSe ChildであるENTJはある種「絶対的な忠誠心」を求めている節があり、関わる人が自分に従うと想定していることも。それを試す為に敢えて相手を突き放すこともあり、忠誠心がないと分かるや否や躊躇なく強欲・非情になるでしょう。

 

こういったENTJの悪い面を引き出さない為にも、「借りる側」が事前に確認を取り、物的証拠を残しておくことはとても重要です(Si Trickster=口約束等では忘れることが多い為)。またENTJ側もきちんとSe・Fiを鍛え、節度を理解する必要があるでしょう。

 

現実と自分の心と向き合うには-ISFPとしての一面

 

ENTJが抱える大きな不安は、意外にも「自分の価値・評価」という所にあります。自分は良い人間なんだろうか。自分は良いことをしているのか。自分は良い評価を受けるに値する存在なのか。Fi InferiorであるENTJにとって、自分のプライドを貶されることは大きな恐怖でしょうし、中々適切な自己評価が出来ないのでは。

 

不安を感じた時は、自分の最大の武器であるTeを使ってみてください。周りの人は自分にどの様な評価を下しているのか、自分のことをどう考えているのか。自分の功績を評価してくれる声を聞き取れば、それは必ず自分の励みになります。それでもまだ自分自身を認められないのであれば、これまで以上に努力をすればいい。ENTJのTeは必ず「多数が認めること」を理解し、実行出来ます。

 

またSeを使ってみるのも効果的でしょう。自分に付いてきてくれる人達に目を向け、刺激を与え、その反応を伺ってみてください。ENTJの与えてくれる経験に救われ感謝する人は少なからずいる筈ですし(Siユーザーなら尚更)、そういった人達のポジティブなフィードバックを自信の糧にして欲しいです。

 

Fi的な恐怖を克服した時、ENTJの中にISFP(Subconscious)としての一面が芽生えます。自分の善悪的価値感や道徳心を理解し、それを現実に反映する。強欲な自分を強い道徳観で抑え込むことや、裏表のない善意で他人に手を差し伸べることが出来るでしょう。また無作為にSeを振りかざし、周りの人から忠誠心を得ようとすることも無くなる筈。時には目標や結果を追い続ける為の時間から身を引いて、自分の感情や現実とじっくり向き合い、適度に軌道修正する、そんな息抜きも大切だと思います。

 

またFiを通してISFPの力を得ることは、「感性」を磨くことにも繋がります。Teはどうしても数字や利益に注目しがちな所があり、ENTJのやること成すことが「大勢にウケるか否か」に執着してしまうこともあるでしょう。時には自分にしか感じ取れない心情やセンスといった所からインスピレーションを得て、自分自身が表現したい世界観を見せるのも良い刺激になります(自他共に)。力強いTeで、是非「自分の芸術性」を売ってみて下さい。

 

 

知識を武器に、独自の考えを生み出していく―INTPとしての一面

 

「自分の考えはどうせ間違っている」

 

これがTi Nemesisが生む、漠然とした心配です。自分の正しさに自信を持てないからこそ、ENTJは常に自分の周りに「知者」を集めようとします。肩書や実績を持った人の考え方を吸収することで、実証された情報を取り入れ、それを基に正しい判断を下そうとするでしょう。

 

勿論外部から知識を取り入れることは重要ですが、それを自分で検証し、納得することも等しく大切。ENTJの場合、これを可能にすることはUnconsciousの解放、つまりINTPとしての自分を手にすることに繋がります。

 

Teの売りの一つは膨大な知識量です。なら、それらを常に比較し、「洗練」し続けましょう。食い違う情報があれば、それぞれ何処がどの様に食い違うのかを確かめ、より正しい考えを得る。関連性のある考え方が複数あれば、それらを組み合わせより包括的な考えを組み立てる。この様に、「知識の試行錯誤」を繰り返すことが、ENTJのTiを育てることに貢献すると思います。

 

自分は間違っているという不安を払拭できた時、ENTJはINTPの様な論理的思考力と推測力を得ます。膨大な知識量によって固められたTiは、的確に正しい答えを導き出すことを可能とする。これがNeの持つ応用力や数多の可能性を模索する力と組み合わさることで、予想出来る状況全てに前もって対策を講じることが出来る筈です。こういった力はビジネス面においても重要ですし、Egoを支えることに繋がります。

 

またUnconsciousを通したCritic(Ne)の成長は助言者としての価値を与えます。必要以上に他人の意図や未来を否定せず、冷静かつ的確な視点でアドバイスが出来る。無論、INTPが根拠・理由のないことは口にしないように、ENTJの助言にも確かな論理的裏付けがあるでしょう。

 

 

優しく付き添い、苦しみを与え続ける-ESFJとしての一面

 

ENTJにとっての禁句は間違いなく「空気を読め」です。自分の感情や気持ちと向き合うことにすら抵抗がある人にとって、他人の気持ちまで配慮するのはとてつもないストレスになります。これはDemonであるFeを使うことを強制していることと同義。

 

また精一杯の善行が「偽善」等と否定されたり、自分が不当に貶されていると感じれば、不安定なFiは暴走します。その結果Feが最悪の形で発現し、ENTJの最も恐ろしい姿であるESFJ Superegoが解放されることになります。

 

この状態のENTJは、普段の姿からは想像できない程の「優しさ」を見せるでしょう。他人を気遣い、尽くし、心から相手を思いやっているように見せかける(Fe+Si)。ただ、本心はこの逆。ありったけの憎しみを込め、悟られぬようにじわじわと相手を苦しめようとしているのです(Si+Ne)。毎晩振る舞う料理に遅効性の毒を少しずつ入れ、徐々に対象者を死に至らしめようとする。こうイメージしてみると、ESFJ Superegoの恐ろしさが伝わるかと思います。

 

ENTJをそうさせない為にも、Fiを過剰に否定・攻撃しないこと、そして苦手分野であるFeの強要はなるべく避けるべきです。

 

 

まとめ

 

ENTJは生粋のリーダーであり、多くの人間を束ねる統率力や社会に強く働きかける影響力を有しています。また道徳心という名のコンパスを手に、善意から他者に力を分け与え、成長を促すポテンシャルも秘めている、そんな存在です。

 

もしあなたが自己評価に自信のないENTJなら、是非一度周りの意見に耳を傾けてみて下さい。もし自分の考え方に自信を持てないのであれば、これまで集めてきた知識に目を通してみて下さい。自分の内面的な不安は、これまで外面に作り上げてきた実績に目を向けることで、少なからず拭える筈です。

 

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心理機能は具体的にどう発現するのかーTiの場合

バンクシーも活用する「ラテラルシンキング」の始め方|違いを生み出す思考術

出典:https://www.lifehacker.jp/2019/05/what-is-lateral-thinking.html

 

 

今回は判断を下す心理機能の一つ、Ti(内向的思考)について詳しく解説したいと思います。正直、各機能が具体的にどの様に発現するのか、いまいち分からない人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事ではTiがHero~Demonにあることでどの様な特徴が生まれるのか、お伝えしたいと思います。

 

一つ注意して欲しいのは、これから挙げる例はあくまで「自分の経験・解釈に基づいたもの」だということです。必ず挙げる例の通りにTiが発現する、という訳ではないということを留意しておいてください。

 

 

 

 

Ti Heroの場合

 

Heroの強み

 

  • 優れた論理的思考力→物事をA→B→C→Dの様に順序立てて理解する力が強く、与えられた情報を組み立てて単一的な「解」を得ることが得意
  • 教科書的な理解・説明力→何かを理解しようとする際あらゆる情報とその背景等も含め処理する為、1から10までを理解・説明出来る
  • 常に自分なりの正しさを持っており、意見や考えを積極的に伝える

 

Hero故の傲慢さ・弱み

 

  • 自分の考えに固執しやすい→自分の論理や考えに自信があるが故に、他の考え方を受け入れ難い
  • 慎重に検証しない→「自分は正しいだろう」という思い込みから、導き出した答えをあまり検証せずに信じることも

 

Ti Parentの場合

 

Parentが持つ冷静さ・責任感故の強み

 

  •  「自分は正しくある必要がある」という責任感が強く、気になったことは徹底的に理解しようとする
  • 無暗に自分の考えを信じず、慎重に検証した上で正誤を判断する

 

Heroの補助

→浮かんだ可能性・発想の徹底検証(この可能性はどの程度起こり得るのか、どうすれば起こり得るのか)(Ne+Ti) 

→目に見える現実の分解と組み立てによる理解(周りでAという問題が起こっているのはBという理由で、Cをすれば解決出来る)(Se+Ti)

 

Heroの制御

→可能性の選定(非論理的な可能性や選択肢を排除する)(Ne+Ti)

→現実での行動・影響の選定(無意味で筋が通っていない行動を避ける)(Se+Ti) 

 

Fe Childの制御

→無暗に人助けや援助をせず、自分の行動の意味や効力を考えた上で行う

 

強い責任感・悲観性故の弱み

 

  • 自分の考えに固執しやすい→自分が納得出来るまで検証した論理や考えのみを正とする為、他の考え方に対して不寛容

 

Ti Childの場合

 

純粋さ故の強み

 

  • 自分なりの正しさをひたむきに信じ、信念とする
  • 積極的に思考し、自分の考えを臆せず表に出す

 

純粋さ故の弱み

 

  • 情報収集を怠り、与えられた情報だけで結論を出そうとする→早とちりし易い
  • 自分の考え方に固執し、他の考え方を模索しない・考慮しない→非論理的な答えを正しいと信じてしまう

 

Ti Inferiorの場合

 

恐怖を乗り越えていない場合

 

  • 自分の考えを否定されることに対する恐怖・不安がある
  • 自分の意見を言えない状況を嫌う→自分の考えが正しいのかどうかを検証できない為

 

恐怖を乗り越えた場合

 

  • 一時的ではあるが、誰よりも論理的に思考し答えを導き出す
  • 自分の考え発信することに抵抗感を覚えず、堂々と意見する

 

Ti Nemesisの場合

 

  • 自分の考えが間違っている、知識が足りないといった漠然とした不安がある

  

Ti Criticの場合

 

未発達で矛盾を孕んでいる場合

 

  • どれだけ慎重に思考・検討した自分の考えであっても、中々それを正しいと受け入れられない
  • 「賢くない」「頭が良くない」といった否定的な評価を自分に下す
  • 逆に「自分の考えは絶対に正しい」と高を括ることも

 

発達している場合

 

  • Te等を通して集めた考え・知識を慎重に検討→自分が納得出来る=筋が通った考えだけを蓄積出来る

 

Ti Tricksterの場合

 

  • 真理=絶対的な正しさや答えは存在しないと思っている→故に一つの考え方に固執せず、状況次第で信じる考えが変わりがち
  • 自分にとっての正しさに興味が無い→納得出来ないことでも周りが正しいと判断すれば信じられる
  • 周りの意見に流されやすい
  • 自分では正しいと思っている考え方が論理的に成立しなかったり、実証されたデータと食い違う→Trickster特有の「盲目さ」「使えているという勘違い」

 

Ti Demonの場合

 

  • 自分にとっての正しさに興味が無い→納得出来ないことでも周りが正しいと判断すれば信じられる
  • 周りの意見に流されやすい
  • そもそも自分一人で考えることを嫌い、論理的思考や考えの構築をなるべく避けたい

 

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心理機能の相互作用ーSとN編

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出典:https://www.typeinmind.com/

 

普段からこのブログを読んでくれている方は既にご存知でしょうが、性格を形成する心理機能は8種類存在します。情報を集める機能群である知覚(S)と直観(N)。判断を下す機能群である思考(T)と感情(F)。

 

これら8つの機能は独立したものであり、互いに不干渉であるーそう考えている人もいるかと思います。自分はそうは思いません。

 

心理機能は互いに作用しあい、複雑に絡み合っている、ということ。今回の記事は「機能間の作用」に着目したいと思います。先ずは前章として、SとNの関係性に注目していきます。

 

心理機能って何?という方は先にこちらの記事を読んでみて下さい。

 

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

 

 

そもそもどの機能間に関係性が存在するのか

 

先ず前提として、恐らく全ての機能は何らかの形で互いに影響を与え合っています。ただ、これら全てを同時に把握しようとするのは大変難しく、それ程有意義なやり方でもないでしょう。

 

そこでこのブログでは「対称性のある機能間」の関係性にのみ注目することにします。具体的に言うと、Si-Ne、Se-Ni、Ti-Fe、Te-Fi。この4つの組み合わせです。

 

何故この組み合わせを選んだかというと、どの性格でも必然的に上記の組み合わせのいずれかを必ず持っているからです。全てのSiユーザーはNeユーザーでもあり、逆もまた然り。最初の4つの機能のどこかにSiがあれば、残りの3つのいずれかにNeが存在することになりますよね。

 

 

Si―Ne 地に足を付け、無限に広がっていく世界観

 

SiとNeの関係性を端的に表すならば、「固定と拡散」です。

 

Siは忍耐力や継続力、そして経験を蓄積していく力を司ります。木が少しずつ地に根を張っていくように、Siユーザー(特にSJ)は常に何処かに足を付けようとします。安定を求め、無謀なことは避ける。自分の立っている場所をハッキリと認識し、守ろうとする。そんなイメージを抱く人が多いのでは。

 

対してNeは可能性を模索し、新しい手法や選択肢を見出そうとする力です。水面の波紋は反響を繰り返し、とめどなく新たな波紋を呼ぶ。一つの出来事がいくつもの可能性を開いていく。Neユーザー(特にNP)はこういった可能性を見出す力に優れ、故に自他の選択肢を常に広げようと尽力します。

 

さて、一見SiとNeは相反する機能の様に思えるでしょう。安定を求め現状維持に拘るSiと、可能性を求め変化に拘るNe。確かにこういった所で食い違いが起きることはあると思います。それは自分の中での葛藤かもしれませんし、他人との価値観の食い違いという形で現れるかもしれません。しかし、本来SiとNeは大きなシナジー効果を生み出すポテンシャルを秘めている。そう自分は考えています。

 

Siがもたらす安定感は、無駄なリスクを避け、始めたことをやり遂げる、そんな力になり得ます。しかし、時には視野を広げ、異なる選択肢を模索していく力も必要になります。過度な現状維持は衰退を呼び、いずれ道は断たれるでしょう。

 

Neの柔軟性や冒険心は人々に可能性を提示し、どんな困難にも対処する力を授けてくれるでしょう。しかし、「あれも出来る、これも出来る」。そうやって優柔不断であり続け、何事にも集中出来なければ、折角可能性を見出しても成果は得られません。

 

つまり、SiユーザーにとってNeは必要不可欠な力であると同時に、NeユーザーにとってもSiは必要不可欠だということです。あなたがSJなのであれば、Siで先ず現状を把握し、そこにきちんと楔を打つことから始めればいい。その後Neで身の回りを開拓していき、自分の世界を広げていくべきでしょう。あなたがNPなのであれば、先ずNeで世界を見晴らしてみて下さい。出来るだけ多くの選択肢を見据えた後、根を張る場所を見つけ、Siで自分を現実に繋ぎとめる。実がなればもう一度新しいことに挑戦すれば良いでしょう。

 

自らを固定する安定感、そして可能性を模索する拡散力。これらがバランスよく混在することで、最大限の恩恵を得られるのではないでしょうか。

 

もう一つ、SiとNeの組み合わせはパターン認識や周りの意図・可能性を見抜く際にも一役買っています。

 

「これまでこうだったから、今回は(も)こうなるだろう」

 

これはSiで培ってきた経験を活かし、似たような状況に対応しています。経験あっての正しい予測。言い換えれば、経験を積めば積むほどに勘は冴えわたり、特定の可能性・未来を実現させる力がつくという事です。

 

だからこそSJが色んな経験を積んで、Neを補助することは重要であり、同じ様にNPが経験を通して自らの直観の精度を上げることが大切なのだと言えます。

 

 

Se―Ni 絶えず行動し、収束していく世界観

 

SeとNiの関係性を端的に表すならば、「激動と収束」です。

 

Seユーザーを見ていて思うこと。彼・彼女等は、常に何らかのアクションを起こしています。ISPの様に好きなことをとことん極める為の行動しかり、ESPの様に色んな事に挑戦し続ける為の行動然り。今を全力で生き、「動くこと」を忘れない姿はSeという機能の在り方を見せてくれます。

 

Niは自らの抱く理想や辿り着きたい場所を示す、そんな機能だと言われています。自分はどんな存在になっていたいか、どんなことを成し遂げたいか、何処に向かっていくのか。数ある可能性やインスピレーションの中から一つの道を直感的に選ぶ。無数の選択肢が「収束」していく、そんなイメージを与えます。

 

Seが「今やりたい事」を示すとすれば、Niは「これからやりたい事」を示すと言えます。先述したSiとNeの様に、SeとNiもまた相反する機能の様に感じられるかもしれません。今手元にある1万円で思いっきり遊ぶか、投資して増えたお金でもっと贅沢するか。SeとNiの葛藤を例えるなら、こんな具合でしょうか。しかし、これらの機能も上手く相互作用させることが可能なだけでなく、そうすべき機能であると考えています。

 

Seの行動力や即時性には目を見張るものがあります。柔軟にその場その場で手を打っていく力や、現状を把握する力は明確な強みです。ただ、手当たり次第に行動を起こしたとして、それは本当に為になるのでしょうか。一時の快楽に惑わされ、本来目指していた理想や夢を忘れてしまう。一つの道を選ぶことに恐怖するが故に、色々手を出し続けた結果器用貧乏で終わってしまう。全て「筋」を欠いたが故の結果だと言えます。

 

Niも同様に、行動が欠ければ理想の価値は薄れてしまいます。どれだけ素晴らしい理想を掲げ、己の人生を設計したとしても、それを実現する為の行動が無ければ骨折り損。また行動するだけでなく、現実との向き合いも重要です。理想が成就したのか、目的はなされたのか、といったプログレスチェックに、現実を見据える力は必要でしょう。

 

上記を鑑みるに、SeユーザーがNiを通してある程度の道筋を定め、NiユーザーがSeを通して理想を反映していくことは必要不可欠であると感じます。あなたがSPなのであれば、先ずは行動から始めれば良いでしょう。Seで手当たり次第に何かを試す過程で、極めてみたい・進んでいきたいと思える道に出会った時、勇気を持って選択する。それが重要だと思います。

 

あなたがNJなのであれば、「面白そうだな」「やってみたいな」を実際に試してみることが大切です。理想を見つけ出す力を持っているんです。自らのアクションを通じてそれを実現することで、周りの世界にも価値ある影響を与えて欲しいと思います。

 

現実に訴えかける行動力、そして明確なゴールを選定する収束力。これら2つの力が同時に発揮されることで、大きなメリットを生むことが出来る筈です。

 

もう一つ、SeとNiにシナジーがあるとすれば、それは自他を導く手助けになることだと思います。

 

「皆は○○していて、自分も○○してみたいからやろう」

「皆は○○しているけど、自分だったら××してみたい」

 

これはSeを通して集めた情報を、自分のやりたいこと・やってみたいこと(Ni)に反映しています。直観頼りでは何をしてみたいかが分かり辛い、SPがやりがちなことでしょうか。

 

「自分は○○してみたいから、皆と一緒にやってみよう」

 

これはNiで把握している情報を使って、周りの人と経験を共有しようとしています。直観を基にしたSe。NJがやりがちなことだと感じます。

 

いずれにせよ、SeとNiの組み合わせは、「何をして良いか分からない自分」や「経験を求めている他人」の役に立てるということです。

 

まとめ

 

心理機能は決して不干渉ではなく、相互作用しあうものである。上記を通して、これが伝わったかと思います。

 

どんな機能も自己完結していない。だからこそ他人と上手く接したり、自分が扱い慣れない機能を育てていくことが大切なのではないでしょうか。

 

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ENFJの「魅力」「抱えやすい問題」「成長する方法」について

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出典:“主人公”型の性格 (ENFJ-A / ENFJ-T) | 16Personalities

 

優しさと、理想と、熱意と。これらをもってして他者を導こうとする、カリスマ性溢れる先導者。

 

今回はそんなENFJについて、これまでの解説以上に踏み込んでみたいと思います。理想的なENFJはどんな存在なのか。成熟したENFJはどのようにSubconscious・Unconsciousを使いこなすのか。そして何より、反面教師となった時、Superego状態になった時、どの様な恐ろしさが顔をのぞかせるのか。こういった部分に着目します。

 

まだENFJの概要を掴んでいない方は先に: 

psycjunkie.hatenablog.com

    

Subconscious・Unconscious等については:

psycjunkie.hatenablog.com

  

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

 

 

ENFJの美徳―慈悲深くも力強いメンター

 

「熱血教師」という言葉程、ENFJの特徴を捉えたフレーズもそうないでしょう。どんな時や場所でも他人に慕われる、人望の厚い存在。無論その背景にはENFJならではの美徳があり、持ち前のカリスマ性と先導力に一役買っています。

 

ENFJと接した時、まず気付くのが卓越した「空気の掴み方」です。HeroであるFeは常に他人の感情や気分を把握出来るだけでなく、自由自在にそれらを操ることが出来る。皆が喜んでいれば自分もその幸せを分かち合い、皆が悲しんでいれば率先して慰めたり宥めようとするでしょう。

 

無論Heroは楽観性故の積極性をも持ち合わせています。時には自分が主体となって場の空気を作り出し、無から有を作り出すが如く、ボジティブな雰囲気を生み出します。これがFe Parentとの大きな違いでしょう。

 

ENFJの興味深い点は、決して「飲まれる」ことはないという点だと思います。Fe Heroは確かに他人の感情に合わせて判断を下し、輪の中に入るか輪そのものを生成しようとします。が、Se Childは注目を集めたがります。目立ちたい、皆を楽しませたい、リードしたい。常に純粋な気持ちでそう思っています。

 

故にENFJは輪の中心にいようとします。自ら行動を取り、良い経験を与えることで注目を引き、「村人A」ではなく「ENFJ」としての存在をアピールします。このFeとSeの組み合わせはとても強力で、皆の気分を害したり空気を乱さずとも、他人に影響を与え刺激的な空間を提供出来る訳です。これがENFJが持つカリスマ性の根源にあるのではないでしょうか。

 

そして忘れてはならないのがParentであるNi。ENFJはNJらしい「自分の理想」を常に掲げており、高い目標意識や成長意識を持つ性格でもあります。そして、その理想は多くの場合社会や人に対して向けられるのではないでしょうか。

 

ENFJはFeとSeというレンズを通して、常に他人を見ています。感情と行動、味わっている気持ちと生きている現実。そんな時、悲しんでいる人や辛い現実に直面している人を見かけたとして、ENFJが何もしないというのは無理な相談。これもやはり楽観的なFeとSeによって、何らかの行動を取らざるを得ないからでしょう。

 

ではENFJはどうやってそんな人達を救おうとするのか。そこにNiが強く関係していると考えています。ENFJにとってのNiはいわば「救済計画」です。どうすれば自分はこの人達を救えるのか。どうすればこの人達に幸せを与えられるのか。それらを成す為の「ビジョン」を見せるのがNiです。

 

皆の為になるように、自分はこんな存在になろう。こんなことを成し遂げよう。直接自分を変える、こういったゴールを設定するかもしれません。あの人にはこうなって欲しい、だからそこに導こう。この様な「他人に抱く理想」もまた、Niが抱きうる理想だと言えるでしょう。

 

ENFJが優秀なメンターとしての素質を持っているのも、頷けます。誰かを助けたい、誰かの為になりたいという強い気持ちを支えるインスピレーションと理想を描くビジョン。行動力と影響力をも兼ね備えたENFJにとって、他人をも高みへと導こうとする様は正に理想的な先導者です。

 

余談にはなりますが、以前解説したESTPが慕われる理由は、ENFJと比較した際かなり違うということが浮き彫りになりますね。実際この2つの性格は同じ機能スタック(Hero~Inferiorの機能が同じ)を持っており、接し方も全く同じです。故に混同されやすいとは思いますが、こういった面を見ると大きな違いがあります。ESTPはSeとTiを主に使い、「今どう対処するのが現実的・論理的か」を基にアドバイスをするのに対し、ENFJはFeとNiを主に使い「どんな目標を立てることで他人・社会を将来的に救えるか」を基に手助けします。現在と未来、SeとNiによる視点の違いが色濃く見て取れます。

 

ENFJの悪徳―優しさという名の束縛・善意の裏に隠れた残酷さ

 

先述したように、ENFJ程人助けに励む性格はそうありません。優しさと慈愛に満ちた存在であることは間違いないでしょう。が、この優しさも一歩間違えれば他者を苦しめる鎖になり得ます。

 

「良かれと思って助けてあげた」「良かれと思って導いてあげた」

 

成程、ENFJの救いを求め感謝してくれる人は多いと思います。そしてそんな人達に手を差し伸べる行為もまた素晴らしいことです。でも、そうやって与えた未来は本当に「その人が望んだ未来」なんでしょうか。その善意は、果たして本当にその人を救うのでしょうか。

 

これは常に念頭に置いておくべきことでしょう。Niユーザーの様に、自分のやりたいことや理想をハッキリと自覚し、そこに向かっていこうとしている人は多数存在します。そんな人達に向かって「私はあなたにこうなって欲しい、だから助けてやる」と手を加えようとするのは、その人の為になると言えるでしょうか。CriticがNeであることからも、他人の理想や夢に対しては過剰に厳しくなってしまい、つい否定してしまうことも多いでのでは。ENFJのNiが見せる理想はあくまで「自分」の理想。それを他人に押し付けて、自由を奪い、息苦しくさせては逆効果です。

 

またENFJはSe Childを持つ性格でもあります。Seは他人から忠誠心を求める機能でもある。ここに意外な落とし穴が存在します。

 

「助けてやったんだから、自分に従え・ついてこい」

 

意識はせずとも、こう感じているENFJは多いかと思います。忠誠心を求めることは決して悪い事ではありません。が、問題はその純粋さにあります。無垢な気持ちで忠誠心を求めるからこそ、それを与えてくれない人にはとことん冷たくなってしまうこともあります。

 

Fe Heroを持つENFJにとって、人助けや善行とは「報われるべき行為」です。助けてあげたら助けてもらう。何かを与えたら見返りを貰う。こういった「平等さ」や「マナー」に重きを置きます。わざわざ助けてやったのに(Fe)、感謝もされず忠実にもなってくれない。折角優しくして為になること(Se)をしてやろうと思っているのに、受け取ってくれない。

 

こうなると子供の様なSeは途端に不機嫌になり、相手を突っぱねます。「相手が悪いんだし、自分もやりたいようにやってやる」と感じてしまえば、Fiの弱さも相まって、とことん冷酷・残酷な行為に走ってしまう可能性もあるでしょう。誰よりも優しく思いやりのある存在が、180度変わってしまう瞬間。これこそがENFJの悪徳です。

 

自分にとっての善を見つけ、相手の望みを叶える-INFPとしての一面

 

束縛癖や過剰に忠誠心を求めてしまう悪徳。これらに立ち向かう為にも、UnconsciousであるINFPとしての一面を鍛えて欲しいです。

 

先ず重要なのが、自分の感情や価値と向き合うこと。Feユーザー全般に言えることではありますが、自分の感情や気持ちを過度にないがしろにするべきではありません。Feで中々切り出せない気持ちは分かります。でも、それでも本当に嫌なことには声を上げ、明確に主張すべきです。最初は親しい人等から徐々に慣れ、自分の感情を受け入れる訓練をすると良いでしょう。

 

「自分は良い人間じゃない」

 

こういった苦悩も、Fi Nemesis故抱きやすいかと思います。そう感じるなら、行動しましょう。ボランティアや慈善活動、行動の種類は問いません。兎に角「良い人ならこうするだろう」と、自分が感じたことをやってみるべきだと思います。そして周りを見渡してみて下さい。良い人間であろうとするあなたを、悪人だと罵ったり咎めたりする人等いない筈。何ならFeを通して、救われた人達の感情が伝わるでしょう。それを自信の糧にして下さい。

 

次に大切なのはNeを使うこと。自分の理想やビジョンこそが全てでは無いと、同じ目標を見据えない人がいることは決して悪い事では無いと。そこに気付いて下さい。そうすると、自ずと他人の理想に対して、許容心が生まれる筈。他人のやりたいことを聞き入れ、「自分ならこうするよ」と、あくまで「選択肢」を与えることを意識すべきです。Neは相手の可能性を広げ、選択肢を提供する力ですから。

 

こうして恐怖にまみれたFiと不慣れなNeを使いこなせたとき、ENFJはINFPとしての一面を手にします。もう他人の感情や道徳観に流されるだけの、自尊心を持てない存在ではありません。もう他人の首を絞め続ける、みっともないメンターでもありません。確固たるプライド・モラルを持ち、相手の目線に立ってアドバイスが出来る、真の「指導者」足り得る存在です。

 

己が正しさを武器に、現実を変える―ISTPとしての一面

 

ENFJのTi Inferiorは否定を恐れます。自分の考えが間違っている、誰も自分の意見を聞き入れてくれない。こう感じた時、ENFJはとてつもない不安に襲われることでしょう。

 

ただ、これもいずれは乗り越えべき壁。何故ならTiを使いこなすことが、SubconsciousであるISTPとしての人格を手にする鍵だからです。

 

Tiを鍛えるには、やはり「勉強」することが大切でしょう。専門書でも、文庫本でも、何でも良いです。兎に角情報を頭で処理し、理解する練習をするべきです。Si Trickster・Te Demonであることを加味しても、メモやノートを取ることは有益でしょう。

 

ただ自分の頭の中だけで理解してもTiを鍛えるには不十分。それを他人にぶつけ、納得してもらわなくては。誰しも議論や話し合いを通して初めて、自分の思考の至らなさや問題点を自覚出来ます。間違っていたからといっても落ち込まず、「次は論破してやる」ぐらいの意気込みで挑みましょう。考えの生成と修正、これを繰り返すことで磨き上げられた「論理的な考え」が生まれます。

 

こうして手にしたISTPとしての顔は、ENFJに論理性と実現力という二つの力を与えます。もう自分は間違っているのではないか、正しくなかったらどうしよう、といった不安を抱くことはありません。その場その場で面している現実と向き合い、冷静に対処していく。ISTP顔負けの理解力と対応力で、自らの願いを実現していくでしょう。当然Se Parentの様な責任感・落ち着きも芽生え、無暗に相手に干渉したり忠誠心を求めることも無くなる筈です。

 

ではSubconsciousとしてのISTPとEgoとしてのISTPを比較した際、どの様な違いがあるのか。例の如くSubconsciousとはEgoよりも純粋な形で現れ、傲慢さを取り除いた様なものだと捉えています。この場合、ISTPの傲慢さとは論理性に対する絶対的なまでの信頼ではないでしょうか。

 

正しさとはただ正しければ良い訳ではありません。それが他人に届いて初めて大きな意味を成します。「正論なら何を言ってもいい」「正しければ何をしても良い」と感じてしまいがちなISTPですが、ENFJにはその傲慢さはないでしょう。何故ならFe Heroが「人の感情」の大切さを理解しているからです。確かに真実は時に厳しく、人を傷付ける。だけどそれを全ての人が受け入れることが難しいからこそ、優しさと気遣いをもって伝えなくてはならない。FeとTi、思いやりと正しさ。これらを両立させることが出来るのは、ISTP Subconscious固有の魅力だと、自分は思います。

 

執念深く冷徹な執行官-ESTJとしての一面

 

「他人の考えを考慮しろ」「簡潔に伝えろ」―こういった言葉はTeを使うことを強要しています。ENFJの言い分や意見を言わせない・聞き入れない―これは不安定な部分であるTiを攻撃しています。

 

この様な行為を何度も行えば、DemonであるTeは活動を始め、SuperegoであるESTJが表に出てきます。

 

ESTJ Superegoを表現するなら、「無慈悲な執行官」です。他人の感情や倫理観を一切無視し、必要なことを淡々とこなしていく。あたかもそれが自分の義務かの如く。本来温厚なENFJからは想像も出来ないでしょう。

 

ESTJ Superegoの目的は、相手を完全に制圧・支配することにあります。何が何でも行動を制限し、自由を奪い、支配下に置く。その後「成すべきこと」、つまり自分を悩ませる存在を無力化するまで、しつこく攻撃します。Siによる忍耐力を持っているということも考慮すると、逃げ切ることは不可能でしょう。

 

Teは客観的な評価等にも直結しています。つまり、Superego状態のENFJはあなたのありとあらゆる「評価」を下落させるということ。皆に無能であると知らしめ、地位を奪い、二度と這い上がれない様に失脚させる。比喩等ではなく、本当にやりかねません。

 

こういった悪魔の様な面を引き出さない為にも、ENFJのTiを落ち着かせ、Teを使わせないよう注意すべきでしょう。

 

まとめ

 

ENFJは多くから慕われ愛される、カリスマ性を兼ね備えたメンターです。常に他人や社会を優先し、今以上の世界を追い求めるその姿はさしずめ「社会運動の先導者」。

 

ただ未熟な内は持ち前の優しさや理想が、かえって他人を傷付けてしまうことも。自尊心を育み他人に自由を与えられる様な存在になる為にも、自分の感情と向き合い他人の理想を受け入れることが大切です。

  

そして何より、ENFJには自分で導き出した考えに自信を持って欲しいと思っています。ISTPに勝らずとも劣らない、卓越した論理的思考力と対応力。これらは必ずや自分の理想を実現する為の武器となり、他者に正しさを説く力の糧になるでしょう。

 

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