Psyentific Blog - 16の性格

Psyentific Blog - 16の性格

自分・他人の性格を詳しく分析する方法を知りたい人の為に

愛される人とはどんな存在なのか

出典:Lessons from grief and love - Widowed Living

 

男女の関係において、女性(性別ではなく女性的な立場の人という意味)が一番に求めるものは何なのか。それは「愛」です。

 

今回はHuman Nurtureの中でも興味深い、「男女の関係」についてお話します。何故男女は互いに惹かれあうのか。互いが相手に求めるものは何なのか。この記事では前回の男性視点の記事に引き続き、「女性が男性に求めるもの」に焦点を当てたいと思います。

 

男性視点の記事は:

psycjunkie.hatenablog.com

 

この話を知って欲しい理由は1つ。健全な男女関係を全ての人に築いて欲しいからです。女性が男性に必要とされる為には、どの様な存在になるべきなのか。逆に、どの様な男性を選べば密接な関係を築けるのか。現代社会で、こんなことを知らない・意識しない人はどれ程いるでしょうか。

 

恋愛において互いを傷付けあう未熟な関係が生まれたり、互いに成長出来ない泥沼にはまるケースは多いと感じます。この様な失敗を重ねない為にも、男女関係がどの様に成り立つのか、知る価値は大いにあります。

 

 

 

 

求めるは究極の愛

 

愛とは何なのか。これに関しては過去に記事を上げていますので、詳しくはそちらを参照して下さい。

 

psycjunkie.hatenablog.com

 

女性にとっての愛。これには様々な意味が含まれています。

 

「自分を見て欲しい」「自分を大切にして欲しい」「自分に優しくして欲しい」

 

これらは全て愛の一部です。ただ、これらは「究極の愛」の表面を掠っただけに過ぎません。

 

女性が求める究極の愛、それは「命に代えてでも守ろうとする意志」です。自分が危機的状況に陥った時。自分の子供が危険に冒された時。そんな時、自分の命をなげうってでも女性・子供を守ろうとする男性。女性が惹かれる男性はこの様な覚悟を持っていなければなりません。

 

これは考えるまでもないことだとは思いますが、上記の様な状況で真っ先に保身に走る男性をどう思いますか?赤の他人であったなら何らおかしくは無い選択ですが、男として、夫として、父親としてはどうでしょう。とてもじゃありませんが尊敬は出来ません。そして同時にそんな男性が女性を愛することなど出来ない。

 

女性が男性に惹かれる理由、それは愛されたいからです。それも言葉や表面的な愛情等ではなく、命を賭して自分を守ってくれる、究極の愛を求めている。男性は女性の為に死ぬ覚悟が無いのであれば密接な関係を築くのは諦めましょう。同様に自分の為に命を賭けてくれない様な男性についていくような女性も、今一度自分の選択を考え直して下さい。

 

愛されたいなら謙虚になれ

 

あなたが女性として愛を求めるというのなら、当然「愛される」存在でなくてはなりません。ではどの様な人が愛されるのか。世の中の所謂「モテる」女性を想像して考えてみて下さい。

 

「奇麗・可愛い人」「優しい人」「努力する人」

 

多くの人がこういった特徴を思い浮かべると思います。ではこういった特徴の共通点、強いては愛される女性が共通して持っている特徴とは何なのか。それは「美しい」ということ。美しさを持っているからこそ男性を惹きつけ、愛されるのです。

 

美しさとは何も見た目だけではありません。スタイルが良い、顔が整っている、若々しい。無論見た目が良いに越したことはありませんし、美しさという言葉には見た目の良さも含まれています。勘違いはしないで下さい。

 

ただそれはあくまで一部。美さの本質は「謙虚さ」にあります。ここでまた勘違いして欲しくないのですが、謙虚になるということは自分を卑下する訳でも他人を無暗に褒め称える訳でもないありません。本当の意味で「わきまえる」ということです。

 

謙虚な人は他人をリスペクトする

 

先ず謙虚な人は決して驕りません。過剰なプライドも持ち合わせていなければ、「自分は大切にされて当然」等とも思わない。自分の周りにモテる女性がいた人は多いでしょう。常に注目を集めチヤホヤされるような人。ただそんな人の中で、自分に酔っていない人はどれ程いるでしょう。

 

「自分は可愛いからモテて当然」「自分は美しいから大切にされて当然」

 

こういった傲慢さは必ず態度に現れます。我儘だったり男を財布扱いしたり、とことん身勝手に振舞います。とてもじゃありませんがこんな人に他人をリスペクトする器はありません。

 

奇麗な女性は確かにモテます。でも愛されることは絶対に無い。寄ってくるのは下心しか抱かない様な、未熟で将来性の無い男だけです。女性を愛する覚悟を持ち、高潔で尊敬される男性に選ばれることはあり得ない。傲慢さは「醜い」だけでなく、男性が一番に求める「尊敬」を与えられないからです。

 

謙虚な人は自分をリスペクトする

 

何より謙虚な人は自分もリスペクトします。これは何度も言ってきた「自分を理解し受け入れる」ということも含まれます。ただ謙虚な人のセルフリスペクトにはそれ以上の意味があります。一言で言えば、「自分を大切にする」ということ。

 

先程美しさには見た目も重要だ、と言いましたね。でも「見た目は劣化する」「見た目は生まれ持ったものだ」と思う人もいるでしょう。ここでの見た目とは「見た目そのもの」ではなく、「見た目を良くする努力をしろ」ということです。

 

好き勝手食べて、運動もせず、身だしなみも整えない。こんな人は愛されません。謙虚ではないからです。「自分を大切にしていない」からです。愛されたいと思いながらも自分を良く見せようとしない人はある意味傲慢と言えるでしょう。自分を愛してくれる人はそれだけ努力をし、周りからの尊敬と評価を勝ち取ってきた。なのに自分は努力をする気も無くただ「ありのままの自分を受け入れろ」という態度でいる。尊敬に値する人間の横を歩くに相応しい存在になろうとしていないのです。

 

「身の丈に合った人を選べ」という言葉がありますね。これはあながち間違ってはいない。努力をしない、謙虚さを持たない女性には身の丈に合った男性、つまり高潔さも尊厳を持たない男性しか見つかりません。努力をし、謙虚な女性は必ず高潔で尊敬される男性に出会えます。

 

女性が他の女性を貶したり、嫉妬心を抱いている話も聞いたことがあるでしょう。「どうしてあんな女が○○と付き合えるのか」だったり「自分の方が絶対に可愛い」だったり。これも同じような話です。結局のところ他人を批判することに必死になっている人は自分に自信が無かったり、自分を磨こうとする意志が欠如しています。他人に目を向ける暇があるなら自分に目を向けて下さい。愚痴を言ったり文句を垂れる時間を自分磨きの為に使って下さい。自分を大切にして下さい。

 

まとめ

 

男女関係において、男性が提供するべきもの。それは「愛」です。自分の為に命を賭けられない様な男性と付き合っている方。自分は高潔なのに傲慢で身勝手な女性と一緒にいる方。今一度考え直してみて下さい。

 

謙虚な女性、つまり本当の意味で美しい女性は自分を大切にしています。だからこそ驕らず、自分を蔑ろにせず、他人を卑下しない。これが愛される為に必要なことです。無論謙虚さは男性にも求められます。前回の記事で言ったように、男性であれ女性であれ、どちらの魅力も最低限は持っておくべき。どれだけ高潔な人でも、謙虚さを忘れ驕っているようではいけません。

 

psycjunkie.hatenablog.com

 

次回はHuman Nurtureの最終章、「理想的な男性」「理想的な女性」とはどんな存在なのかについて解説します。