Psyentific Blog - 16の性格

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自分・他人の性格を詳しく分析する方法を知りたい人の為に

「男らしさ」を手にするには

four archetypes of manliness manhood king warrior magician lover

出典:https://www.artofmanliness.com/articles/king-warrior-magician-lover-introduction/

 

今回は久しぶりにHuman Nurture関連のトピックについてお話したいと思います。題して「Mature Masculine」、理想的な男性像とは何か、です。

 

「あの人は男らしい」「あの人は男性的な魅力がある」

 

といった風に評価される人は存在している訳ですが、何が彼・彼女達をそうさせるのでしょうか。それを知る為のヒント・答えがMature Masculineと呼ばれる考え方にあります。

 

Human Nurtureについてのおさらい:

psycjunkie.hatenablog.com

  

 

 

 

Mature Masculineとは

 

Mature Masculineを端的に表現するなら、「理想的な男性像」です。人が男性として成熟し、男性的な魅力を突き詰めた状態。男性的な「完全性」を手にした状態を指しています。

 

Mature Masculineに到達する為には過去に紹介した「4つの柱」と同じように、Archetypeと呼ばれるクリアすべき4つの段階が存在しています。では一つづつ見ていきましょう。

 

4つの柱については:

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

1.King Archetype―自国の王であれ

 

あなたが男性的な魅力を求めるのであれば、先ず最初に「王」になることが不可欠です。そして王にとって最も重要なことは「生産的であり続ける」ことです。

 

王とは自分の王国、つまり住む場所を所有する人を指します。また生きる上で必要な資源、食べ物や生活必需品といった物も確保出来なければなりません。その為には当然稼ぎが必要であり、生産的であることが求められます。つまるところ、王とは自立している人間だということです。

 

しかし、それ以上に王は「資源を分け与える余裕」を持っています。いずれパートナーや子供といった自分を頼る存在が出来た時、十分に支えられるのか、というのは王としての魅力を測る指標の一つです。より生産的であればある程、王としての魅力は増すでしょう。

 

他人を支える資質も問われる以上、King Archetypeは4つの柱の「必要なもの」とは意味合いが違うと言えます。

 

 

2.Warrior Archetype-王国を守る戦士であれ

 

2つ目のArchetypeはWarrior、つまり戦士と呼ばれています。戦士が司るものは大きく2つ。「力」と「責務」です。

 

一度自分の王国を築き上げたのなら、それを守るのもまた自分です。父が母と子を守る様に、どんな時でも大切なものを守る力が求められます。ここで言う力は、色んなものを指しています。筋トレや武道に励んで物理的な力を得るのも良し。食生活に気を付けて、健康であることを心掛けるのも良し。突然の災害に備えて、サバイバルの知識を身に付けるのも良し。どんな「守る力」であっても、持っておくに越したことはないということです。

 

また戦士は責任感を持つ存在でもあります。戦士が自国を守るのは、名誉や栄光の為ではなく、「責務」だからです。自分の築き上げたものを守ることから逃げず、またそれを武勇伝の様に語り、威張り散らすこともしない。これが戦士のあるべき姿でしょう。

 

これは過去の記事で話した、「愛」にも関係しています。男女の関係において、男性の役割の一つは愛を提供すること。自分の命に代えてでも愛する存在を守るという覚悟を持つことは、この戦士というArchetypeと近しいものを感じます。

 

詳しくは:

psycjunkie.hatenablog.com

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

3.Magician Archetype-次世代を育てる賢者であれ

 

3つ目のArchetypeは「Magician」です。これは何かを極め、深い知識を有した存在を指しています。さしずめ賢者といった所でしょうか。

 

大前提として、賢者には知識が求められます。どんな知識をどの様に得ても構いません。読書を通して他人の考えを取り入れる、新しいことに挑戦して経験から学ぶ等。常に知識を求め、自分の専門性を高めていくことが大切です。

 

そんな賢者の役目は、「次世代を育てる」という点に尽きます。次世代の王を担う存在を見つけ、導く。いつの時代もMature Masculineが存在し続ける為には必要不可欠なのがこの賢者でしょう。

 

賢者の最大の武器であり財産はその知識です。これまでの経験から積み上げ、何かを極めたことによって得た知識を、他人を導く為に使う。言い換えれば、「男の子」は「男性」に生まれ変わるキッカケを得る訳です。そしてこれは必ずしも心温まる美談の様には成されないでしょう。時に受け入れ難い真実を突き付け、トラウマとも言える様な辛い経験を与えなければならないこともある筈です。

 

可愛い子には旅をさせよ、ということわざがありますよね。あれは正しく賢者の在り方を示していると言えます。

 

4.Lover Archetype-人生を謳歌する人であれ

 

最後のArchetypeは「Lover」と呼ばれており、その名の通り人生を「愛する人であることを意味しています。

 

人生を愛するとは、「生と向き合う」ことではないでしょうか。嬉しい時は喜び、悲しい時は涙し、楽しい時は笑う。女性や子供に愛情を注ぎ、親しい友人達と共感し合う。こういった感情面における豊かさを追求することが一つです。また芸術や食事といった感性・五感を通じて何かを嗜むことも「生きる」ということだと思います。

 

要するに、生きることを存分に楽しもう、ということです。1~3のArchetypeが男性に「強さと規律」を与えるとすれば、4のArchetype「柔らかさと人間らしさ」を与えるものだと言えます。この柔らかさは息抜き的なメリハリになるだけでなく、自由気ままに世界と向き合い、どこまでも自分の可能性を広げる機会を与えてくれるものだと考えています。

 

一つ注意する点があるとすれば、決してこの段階に溺れてはいけないということ。確かに娯楽を求めることも大切ですが、それだけでは上記3つのArchetypeを満たすことが出来なくなります。また4つの柱と同じ様に、「最後に満たすべきもの」から先に満たそうとする人が多いのが現状です。1から順番に、が重要です。

 

まとめ

 

今回は「男性としての成熟」に注目しました。成熟した男性、つまりMature Masculineとは次の4つの項目を満たした存在です。

 

  1. King-生産的であり、他人に資源を分け与える力を持っている
  2. Warrior-自分の築いたものを、責任を持って守る力を持っている
  3. Magician -知識を深めることを怠らず、次世代を育てる力を持っている
  4. Lover-生きることを全力で楽しみ、人生を謳歌する心の豊かさを持っている

 

あなたが男性として魅力的でありたいと思っているのであれば、上記を満たしているか・満たす努力をしているかを是非考えてみて下さい。

 

お知らせ

 

この度ディスコードのサーバーに参加することになりました。MBTIやエニアグラムといった性格類型論を軸に、雑談、イベント、勉強、研究等をしているサーバーです。性格類型論ってどんなものなんだろう?と少しでも興味のある方はお気軽にサーバーに参加してみてください! 

 

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