Psyentific Blog - 16の性格

Psyentific Blog - 16の性格

自分・他人の性格を詳しく分析する方法を知りたい人の為に

このブログを「正しく」読む方法

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今回は今更ながら、「このブログを読む際の注意点」「効果的なブログの読み方」「このブログを設立した理由」について少しお話したいと思います。

 

勿論これらを知らずとも、心理学や性格分析に興味のある方なら問題なく楽しめるよう記事を作成しています。ただ、知識や情報を発信する立場として、「正しく情報を届ける」必要があるとも思っています。出来るだけ誤った認識を持たずに性格分析とその理論を学び為に、是非とも読んで頂きたいです。

 

 

 

 

「解釈」であって「真理」ではない

 

これからこのブログを読んでくれる方、性格分析に興味がある方、すでにタイプ論やMBTIに用いられている理論をある程度知っている方。このブログで紹介している・紹介していく理論を学ぶ際に、常に念頭に置いておいて欲しいことがあります。

 

それは、「どの理論も解釈の一つに過ぎない」ということです。

 

自分も当初はMBTI等のテスト・理論を妄信していました。人の性格や心を真に理解出来る「完璧」なものだと。これは陥りやすい落とし穴だとは思います。ただ、性格分析に限らず、一つの考え方に固執することは推奨しません。

 

これは心理学に限らず文系の学問一般に言えることですが、「理論を証明するすべがない」という問題があります。人の性格は8つの機能によって構成される―これが「真に人の性格を捉えた考え方」という根拠はどこにもありません。実験で確かめることも出来ないし、方程式に当てはめて証明することも出来ない。言ってしまえば「良くできたこじつけ」程度の考えとしか言えないのです。

 

そういった意味で、このブログに限らず、目にした性格分析に関する知識はうのみにしないで下さい。全て解釈の一つであって、正しいという証明は無いのですから。

 

しかし、こじつけだからと言って価値が無いわけではありません。実際性格分析を知ったことで自分・他人を今まで以上に深く理解出来るようになったと感じますし、人としての成長も助長してくれていると思っています。これについては下記を参考にして下さい。

 

 

psycjunkie.hatenablog.com

  

 

どの記事から読めばいいの?

 

このブログを読んでくれている方には、それぞれ異なった目的やモチベーションがあると思います。「自分・他人のことをもっとよく知りたい」「単純に心理学に興味がある」という方もいれば、「基礎的な知識はあるが、きちんと理論を理解したい」、という方もいるでしょう。

 

全く予備知識の無い入門者であれば、最初に性格診断テストを受けることをお勧めします。自分がどんな性格なのか、ざっくりとしたイメージを掴む際には性格診断は効果的でしょう。特に結果が当たっていると感じれば、興味を惹かれると思います。ただし、これはあくまで性格分析に興味を持ってもらう為のステップなので、診断結果を読んだだけで満足はしないで下さい。自分の性格と違う結果の可能性も大いにあり得ます。(理由は下記参照)

 

無料性格診断テスト | 16Personalities

 

結果が出たら、ブログにある各性格の解説記事で、自分の結果とマッチする記事を読んでみても良いでしょう。

 

ここまでの時点でもっと知りたい、という方は最も基礎的な理論である8つの機能(Cognitive Function)について読んでみて下さい。

  

psycjunkie.hatenablog.com

 

この理論を理解しない以上「性格分析は出来ない」と言っても良い程重要な知識となるので、必ず読んでください。その後はHeroやParent等、8つの機能がどの様に性格を形成するのかの記事を読んでください。最後に16種類の性格の名称と機能についてを読めば、大まかな基礎知識は得られるでしょう。

 

psycjunkie.hatenablog.com

  

psycjunkie.hatenablog.com

  

ここまで読めば、後はお好みで読み進めてみて下さい。各性格の解説で具体的なイメージを掴むのも良し。もう少し理論的な内容に踏み込んで、8つの機能等の成り立ちについて知るのも良いでしょう。読んでいく中で、自分が納得できる解釈を見つけてみて下さい。

 

価値の無い情報に踊らされてはいけない

 

自分がこのブログを始めた理由は、「価値のある知識を広めたい」という点につきます。

 

「血液型で性格を知ろう」「星座で占う自分の運命」「誕生日で運命の相手を知ろう」

 

一度はこういった診断を目にしたことがあると思います。理論は勿論、こじつけすら一切されていないデタラメな診断を信じている人は少なからずいます。この様な価値の無い情報を信じ、自分・他人のことを正しく理解出来ていない人がいる現状は、危険だとすら感じます。

 

まだ小さくはありますが、日本にもMBTIやユング心理学等の知識を持つ人が集まるコミュニティーはいくつか存在しています。ただ、ここでも特定のタイプに対する過度な憧れや偏見が多く見受けられました。

 

例を挙げましょう。良くも悪くも、「NT・NF気質」は特別視されがちです(特にNT)。これは特に数が少なく“レアタイプ”とされるINTJやINFJに顕著です。N気質の方がS気質よりも頭が良い、NT気質は反社会的、NF気質は繊細で善人に多い―こういった偏見は挙げればキリがありません。ハッキリ言って、こういった偏見は興味を持った入門者を騙す害でしかありません。

 

あまり理論的な部分を知らない人達が、テストの診断を妄信しているのも現実でしょう。前回の記事でも触れましたが、MBTI等のテストはあまり当てになりません。自分が本来違うタイプだと勘違いすることは、とても危険です。(詳しくは下記参照)

  

psycjunkie.hatenablog.com

  

この様に、タイプ論やMBTIに限らず、性格分析関連の知識や情報はあまり整理されていないのが現状だと感じます。少しでも多くの人に価値のある知識を知ってもらい、特定の性格に対する過度な憧れや敵対視を無くしたいと思っています。