Psyentific Blog - 16の性格

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自分・他人の性格を詳しく分析する方法を知りたい人の為に

人の性格は16種類に分類出来る

今回は8つの機能(CF)の並び順によって定義される16種類の性格の名称と、それを基にCFの並びを判別する方法を説明します。

 

8つの機能、そしてそれらの並べ方については下記を参考にして下さい。

 

psycjunkie.hatenablog.com

  

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

 

 

 

各性格の名称

 

法則に従って8つのCFを並べた際、合計16パターンの配列が生まれます。これら一つ一つが異なる性格となり、人の性格は16種類に分けられます。下記がそれぞれの性格の名称です。

 

  1. ESTJ
  2. ISTJ
  3. ESFJ
  4. ISFJ
  5. ENTJ
  6. INTJ
  7. ENFJ
  8. INFJ
  9. ESFP
  10. ISFP
  11. ESTP
  12. ISTP
  13. ENTP
  14. INTP
  15. ENFP
  16. INFP

 

  

一番最初の記事で紹介したMBTIという性格診断テストの結果を覚えていますか?そのテストの結果は上記のいずれかのはずです。このテストはMyers(マイヤーズ)とBriggs(ブリッグス)という2人の心理学者が考案したもので、今後各性格の呼び方はMBTIが使用しているものを流用します。

 

 

psycjunkie.hatenablog.com

 

 

名称を基にCFの並びを判定する方法

 

アルファベット4文字の名称からCFの並び順を判断する際、最初に注目すべきは1文字目です。最初にEがあればその性格の1番目のCF(Hero)はExtraverted(Se・Ne・Te・Feのいずれか)、IであればIntroverted(Si・Ni・Ti・Fiのいずれか)となります。

 

次に注目すべきは4文字目です。これがJの場合、HeroかParent(2番目のCF)に外交的(E)な判断(Judgement)のCFがあることを示しています。これに該当するCFはTeとFeです。4文字目がPの場合、HeroかParentに外交的(E)な情報収集(Perception)のCFがあります。これに該当するCFはSeとNeです。4文字目は最も発達した外向的(E)なCFが、情報収集(P)と判断(J)のどちらを司っているかを表しているとも言えます。

 

例えばESTJの場合、1文字目がEなのでHeroがSe・Ne・Te・Feのいずれかだと判明します。更に、4文字目がJなので、HeroかParentはTe・Feのどちらかになります。しかし、ParentがTeかFeになってしまうと、Heroは内向的(I)なCFになってしまい、1文字目のEと矛盾してしまいます。つまり、ESTJの場合ParentではなくHeroがTeかFeになると分かります。

 

ここからHeroを1つに絞る為に、2文字目と3文字目に注目します。この2つの文字はHeroとParentの機能がS(SiかSe)・N(NiかNe)・T(TiかTe)・F(FiかFe)の内のどれなのかを示しています。例えばSとTがあればHeroがSでParentがT、もしくはHeroがTでParentがSのどちらかになります。

 

ESTJの例に戻ると、3文字目のTによってHeroがFeではなくTeだと分かります。Parentは2文字目のSによってSiかSeになりますが、IとEが連続して配置されることは無いのでSiとなります。HeroとParentが判明した時点で、これ以降の並び順も法則によって判明します。Inferior(4番目のCF)はTeと対称であるFi、Child(3番目のCF)はSiと対称であるNeです。5~8番目のCFはIとEを入れ替えると分かります。つまり、ESTJのCFの並びは

 

1.   Te

2.   Si

3.   Ne

4.   Fi

5.   Ti

6.   Se

7.   Ni

8.   Fe

 

となります。

 

では、ISFPの場合も見てみましょう。1文字目がIなので、HeroはSi・Ni・Ti・Fiのいずれかです。4文字目がPなので、HeroかParentにSe・Neのどちらかがあります。HeroにSeかNeがあると1文字目のIと矛盾してしまうので、ParentにSeかNeがあります。またParentが情報収集を行うCFなので、Heroは判断を下すCFであるTiかFiのどちらかになります。

 

2文字目と3文字目にSとFがあるので、HeroはTiではなくFi、ParentがNeではなくSeだと判明します。残りのCFは法則に基づいて

 

1.   Fi

2.   Se

3.   Ni

4.   Te

5.   Fe

6.   Si

7.   Ne

8.   Ti

 

となります。

 

まとめ

 

この記事の要点は以下です:

 

  1. 1文字目はHeroが内向的(I)か外向的(E)かを表す

  2. 2文字目と3文字目はHeroとParentの機能(S・N・T・F)を表す

  3. 4文字目は最も発達した(HeroかParent)外向的(E)な機能を表す

 

このように、16種類の性格は全て4文字のアルファベットで呼ばれ、これを基にCFの並びも理解出来ます。

 

これからは理論的な話ではなく、各性格の分析に移りたいと思います。16種類の性格がそれぞれ持っている長所、短所、行動原理といった特徴をCFの並びを通して解説します。自分や周りの人がどんな人間なのか、是非読みながら考えてみて下さい。