心理機能は具体的にどう発現するのかーSiの場合
今回は情報を集める心理機能の一つ、Si(内向的知覚)について詳しく解説したいと思います。正直、各機能が具体的にどの様に発現するのか、いまいち分からない人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事ではSiがHero~Demonにあることでどの様な特徴が生まれるのかを説明したいと思います。
一つ注意して欲しいのは、これから挙げる例はあくまで「自分の経験・解釈に基づいたもの」だということです。必ず挙げる例の通りにSiが発現する、という訳ではないということを留意しておいてください。
まだ心理機能について何も知らない方は、先に下記を読んで下さい。
- Si Heroの場合
- Si Parentの場合
- Si Childの場合
- Si Inferiorの場合
- Si Nemesisの場合(未発達の場合)
- Si Criticの場合
- Si Tricksterの場合
- Si Demonの場合
Si Heroの場合
Heroの強み
- 新しい経験に貪欲―見たことが無い景色、食べたことが無い食べ物、行ったことが無い場所に行きたがる等
- とても我慢強く、忍耐力がある―結果を得る為に長期間待てる
- どんな人に対しても最初は忠実であろうとする
- 過去の経験を鮮明に覚えており、何年も前の出来事も思い出せる
- 他人に指示されたり役割を与えられたい
- 名誉・誇り・義務の為に行動したがる―自分が何をしたいかではなく何をするべきかが全て
- ルーチンワーク・堅実な仕事を得意とし、常に安定した成果を出す
Hero故の傲慢さ・弱み
- 嫌なこと、自分に都合が悪いことは覚えていないことも
- 忠実過ぎて騙されたり利用されることがある
- 執念深い
- 落ち着きすぎて怠けてしまうことも
Si Parentの場合
Parentが持つ冷静さ・責任感故の強み
- 新しい経験は好きだが、無暗に経験を求めず、自分が得たい経験を選定する
- 信用出来る、と感じた人間にだけ忠実に尽くす
- 我慢強いが不快な経験を許さない為、自分が落ち着ける環境を必ず用意する
- 量より質―Hero程色んなことを覚えていないが、大事なことは必ず覚えている
- 他人に指示されたり役割を与えられたい
- 自分の名誉・誇り・義務を尊重し、頼まれたことは必ず成し遂げる
- ルーチンワーク・堅実な仕事を得意とし、常に安定した成果を出す
強い責任感・悲観性故の弱み
- 落ち着けないとSi Hero以上に行動出来なくなる
- 執念深い
Si Childの場合
純粋さ故の強み
- 新しい経験も好きだが、同じ経験を何度も与えられるのも好き
- そういう意味で経験を純粋・素直な気持ちで受け取れる
- 忠誠心が高く、一度気に入った人にはとことん尽くす
純粋さ故の弱み
- 同じ話を何度もする(必ずしも悪いとは言えないかもしれませんが)
- 耐えるべきでないことに耐え続けてしまう(DVを受け続ける等)
- 自分の落ち着ける環境に籠ってしまい、何もしなくなることも
Si Inferiorの場合
恐怖を克服していない場合
- 新しい経験を受け取ったり、新しいことを始めるのが苦手
- 不快な経験を受けるとかなり動揺してしまう
- 自分が忠誠心のない・義理堅い人間ではないかもしれないと不安になる
恐怖を乗り越えた場合
- 一時的ではあるが、誰よりも忠実で打たれ強くなる
- 経験に対してオープンになる
- 誇りと義務感を誰よりも尊重し、誰よりも献身的・自己犠牲的になれる
Si Nemesisの場合(未発達の場合)
- 誰にも忠実になれないと諦めがち
- 結果他人に尽くすことに抵抗がある
- 長期的な記憶力は良くないのに、嫌なことは中々忘れられない
- 安定性・義務感を持てないと諦めている―中々習慣が定着しない
- 後悔することを恐れ、嫌な過去を残さない為に行動し続ける
Si Criticの場合
未発達で矛盾を孕んでいる場合
- 記憶力が良いと言っておきながら忘れっぽい
- 他人に忠誠心を求めるが、自分は忠実になれない
発達している場合
- 自分の受ける経験には細心の注意を払う→嫌な経験を避ける
- 大切なことはしっかり覚えている
- 信用した人には責任を持って尽くす
Si Tricksterの場合
- 過去に起こった出来事・自分の経験を全く覚えていない
- 覚えているつもりかもしれないが、実際は覚えていない
- 今その場で起きていることだけに注目する
- 義務感・やるべきこと等存在していないと感じる為、やりたいことだけをやる
Si Demonの場合
- 過去に起こった出来事を全く覚えていないし、思い出したくもない
- 無理やりSiを使うと嫌な記憶しか出てこない
- 自分の経験に興味が無い為、生きる環境等に全く拘らない(車で生活しても良いというINJもいました)
- 私生活が面倒に感じる(食事・家事等が嫌い)