自分を愛せない人は絶対に誰からも愛されない

出典：https://uranaitv.jp/content/7314

隣人を自分のように愛しなさい（Love Your Neighbor As Yourself）。この言葉を聞いたことがある人は多いと思います。ただ、この言葉の本当の意味、皆さんは知っていますか？

「他人を大切にしなさい」「自分勝手になるな」「誰に対しても優しさと愛を与える」

これらは間違いではありません。ただ、この言葉が成立するには必要な前提があります。

「自分を愛する」

これが満たされていなければ、隣人を愛することなどできません。

今回は自分を愛すること、自分をリスペクトすること。その意味と大切さについてお話ししたいと思います。

今まで解説してきた性格分析の理論、これはHuman Natureと呼ばれています。ただ、実はこれだけでは人を理解することは出来ません。Human Nurture、つまり人としてどう成長し成熟するか。これも理解し精神的に成長しなければ、自分・他人を完全に理解することは出来ません。

今回のセルフリスペクト、これはHuman Nurtureの序章となります。

自分を愛することの意味
どうすれば自分を愛せるのか
まとめ

自分を愛することの意味

今この記事を読んでいる人で、「自分のことが好きだ」、自信を持ってこう言える人はどれ程いるでしょう。社会全体で見ても、こう言える人はかなり少数だと思います。

しかし、自分に自信が無いのに、恋愛相手や結婚相手を必死に探している人はかなり多いです。誰かに愛されたい。自分を大切にして欲しい。自分のことを理解して欲しい。大多数の人がこんな願望を持っています。

でも、おかしいとは思いませんか？自分自身で愛することが出来ないような存在を、他人に愛してもらえるわけがない。電気屋さんで「この商品は人気ないよ」と言われて、買おうと思う人がいますか？同じように、自己理解を他人任せにしたところで、一生自分のことなど分かりません。

自分を愛し、セルフリスペクトをする。これは確かに簡単ではありません。ただ、他人と密接な関係を築くためには、必要不可欠なことです。

どうすれば自分を愛せるのか

ではどうすれば自分を愛せるのか。端的に言えば、「自分を理解」して下さい。自分がどんな人間で、どんなことが出来るのか。逆にどんなことは出来ないのか。それを知って初めで自分を理解したと言えます。

自分を理解する為には、先ず意志が必要です。「自分を知りたい」という興味を持って下さい。このブログを読んでくれている方の多くは、すでにこの段階はクリアしているでしょう。逆にまだそこまで興味を持てない、そんな人は診断テストを受けてみたり、基礎知識に触れてみて下さい。もしくは「誰かに愛されたい」という理由を、最初の内はモチベーションにしても良いかもしれません。

興味を持った後は、自分の性格を理論を通して知って下さい。自分の性格が分かれば、自ずと特徴が見えてきます。先ずは自分の長所を日常から意識して探してみて下さい。記憶力が良い、行動力がある、説得力がある。どんな些細なことでもいいです。こういった長所を通して、自信を付けて下さい。

長所を知れば、短所を知る必要もあります。これは簡単ではありませんし、自分の弱さは時に認め難いものです。ただ、自分をリスペクトする為には不可欠です。少しづつで良いので、自分が苦手なことも意識して下さい。

ここまでくれば、あなたはきっと自分を愛せるはずです。何故なら自分がどんな人間なのか、長所も短所も全て理解したからです。言い換えれば、あなたは「謙虚」になれます。自分の至らなさを知ると同時に、自分の出来ることや役目を知る。これが謙虚さだと自分は思っています。

自分をリスペクト出来ると、必然的に他人もリスペクト出来ます。自分が出来ないことを把握しているからこそ、それらを出来る人のことを尊敬できる。逆に、他人が出来ないことを見つけても、それに対して優越感や差別的な心を抱かない。こうして初めて他人を理解し受け入れることが出来、有意義な関係性を築くことが可能となります。