自分と「相性の良い人・悪い人」は存在する
「親しい友達がいない」「恋人と上手くいかない」「家族とよくもめる」
こんな悩みを持つ人、多いのでは?
人は誰しも皆と仲良くなりたい、友好な関係を築きたい、そう思っています。ただ、これは必ずしも実現できません。理由はいくつか考えられますが、確実に関係しているのが性格間の「相性」です。
相性が良い性格、悪い性格。この存在は否定できません。相性が悪いからと言って必ずしも上手くいかない訳ではありませんが、それなりの努力と成熟さが必要になります。逆に相性が良いと自然体でいるだけで仲良くなれるので、そこまで苦労はしないでしょう。
自分とどの性格・どんな人間が相性が良いのか、今回のお題はこれです。
「似たもの同士」か「違うもの同士」か
「似たもの同士は上手くいく」―これは本当なのでしょうか。自分はそうは思いません。
性格が同じ、もしくは似ているということは、発達している機能が似ている、と言い換えることが出来ます。ここでよく考えてみて下さい。自分が出来ることは相手も出来るので、資源を効率的に使えていない、もしくはどちらが何をするかで揉める。逆に自分に出来ないことは相手にもできないので、問題を解決出来ない。こう考えることが出来ます。
では逆に性格が違う人間、つまり発達している機能が異なっている人同士だとどうでしょう。出来ることが被ることは無いので揉めることは無いし、出来ないことがあれば相手に頼めばいい。こっちの方が、上手くいくと思いませんか?
どうやって相性の良い人を見つけるか
先述の考えに基づくと、相性が良い人間=自分と違う性格、と言えます。ではどうやって理論的に相性が良い人を見つけるか。簡単です。「自分の持っている機能の並び」を見て、各機能の方向性(IとE)を入れ替えればいいんです。
例えばESTPの場合、機能の並びは
- Se
- Ti
- Fe
- Ni
- Si
- Te
- Fi
- Ne
となります。各機能の方向性を入れ替えてみます。すると
- Si
- Te
- Fi
- Ne
- Se
- Ti
- Fe
- Ni
となります。この並びに該当するのはISTJです。つまり、ESTPと最も相性が良い性格はISTJだと言えます。
実際に相性が良いのか考えてみれば、納得がいきます。ESTPのHeroはSeなので、常に周りに経験を与えようとします。同時に、経験を与えた人から忠誠心を得ようとします。逆にISTJのHeroはSiなので、積極的に経験を吸収すると同時に、他人に忠誠的であろうとします。
Parentにも同じことが言えます。ISTJはTeを使って正しい考えを取り入れることを好みます。ESTPのParentはTiなので、論理的に組み立てられた考えを持っており、これを他人に提供することが出来ます。
上記と同じようなことが全ての機能に対して言えます。つまり、相性の良さ=いかに自分の欲しいものを与えてくれて、相手が求めるものを提供出来るか、で図ることが出来ます。
線を引いて確かめる
最も相性が良い性格を見つけるのは簡単です。では、次点、そのまた次点、と見つけていくにはどうすればいいのか。自分と相手の機能を横に並べて、対応する機能間で線を引いて下さい。
上の図はESTPとISTJの相性を示しています。対応する機能が全て真横にあるので、最短距離の直線で結ばれていますよね?対して下の図のESTP同士はどうでしょう。どの機能も対応する機能との距離が長いです。結果全ての線が長くなっています。
つまり、結んだ線の長さが短いほど相性が良いのです。
まとめ
この記事の要点は3つです
- 自分の性格と相手の性格は違うほど良い
- 違うもの同士が惹かれあるのは互いに求めるもの・与えるものが噛み合うから
- 相性を調べる為には自分と相手の機能の並びを見て、対応する機能間で線を引く
自分と違う性格の方が相性が良い。これは意外だと感じた方も多いのではないでしょうか。ただ、今回紹介した相性はあくまで基礎です。必ずしも理論的に相性が悪い=上手くいかない、という訳ではありません。ビジネス・恋愛・友人等、関係性によって相性の良し悪しは多少変わると思っています。これについては今後解説するので、お楽しみに。
追記:続きの記事を上げました